サポートメダル 適当ビルド自論 茶6/白6/緑6 Pokémon UNITE '23/03/18
ポケモンユナイトにはサポートメダルという第3のビルド箇所があります。
ポケモン・技のピック、持ち物・バトルアイテムに次ぐビルドであり、実戦においてはあまり影響を出すことは少ないのでは、とされています。
かといって無視することは難しいもので、微力微々力ながらもメダルの発揮するパワーというものを考えてセットを組みたいものです。
この記事はサポートメダルをどのように組もうか、という指針を作る記事となります。実際に自分が使用している、もしくは最終的にこういうビルドにしたい、というメダルビルドを晒し、のちに理由を述べる感じです。
所謂哲学記事ですね。コイツキモいな~って思いながら読んでくれると助かります。
また、汎用性を重視しているため茶6・白6・緑6のみの構成です。いらんでしょ他黄7とかそんなニッチニチャニチャメダル。
説得力を感じたらその都度「詐欺師は数字を上手く扱う」というフレーズを思い出してください。
先に、どのようなメダル手持ち環境であっても考えるであろう私の結論を書いておくと、
- 特化させたいステータスと捨てるステータスを決める
- 色効果は特化させたいステータスのみでひとまず十分
- その上で実数値を上手く盛る(ここが一番重要)
- 上手く噛み合うなら、ようやく副次的効果の色セットを狙う
になります。リソース管理系盆栽ソシャゲみたいな思考力が養われている人は簡単だと思います。ヒヒイロカネとか選択式最上級BDとか。
金メダルを前提として以下進行しますがシルバー・ブロンズでも同じことを考えましょう。
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・茶6白4(ビルド例1枚)
イノムー HP/Crit
ドンファン Atk/Sp.D
ニドキング Atk/Def
Sp.Aを除いた減少効果メダルは以上の3枚になります。
・主題 - 大まかなメダル採用理由
ストライクを含む多くのスピード型ポケモンおよびザシアンは基本的にレベルの増加に伴ってAtkの値が著しく伸びる傾向があり、茶6による恩恵が非常に大きいポケモン群となります。
例えばLv.7でAtk最高値の340を誇るファイアローは茶6により+13.6(四捨五入で14 が正確)上昇し、Lv.11以降最高値の座を簒奪するゾロアークは453(Lv.11)、+18.12の補正を加えます。
Lv.13では殆どのスピード型ポケモンがAtkの値を500以上持ち、+20の上昇効果を持つことは明らかに破格の性能をしていることがわかります。
(比較先例:ちからのハチマキ Atk+15)
そのため、チャチなヘルスを盛るよりもクソゴリラ茶6による殺傷性メガ盛りすずこの方が強いだろう、という思考からこのようにAtkをメインとしたビルドを好みます。
・補足 - 恩恵の比較
スピード型ポケモンは少ない手数でありながら一瞬のうちに総合600%レシオを超えるダメージを生みます。
そのためダンベル2~3回でも効果的と言われ、故に茶6や実数値を盛ったサポートメダルも同様とされます。
・減少効果について
若干の色効果を目的としてSp.A以外のデメリットを生むことは、メダルそのものが持つ上昇効果を蔑ろにしていることは事実です。
が、極端なステータスを更に研磨することでデメリットを凌駕しうるメリットを生もう、というのが個人的な思考です。
目安としては金メダルを基準としてデメリット箇所1枚、くらいでしょうか。
・余談
急所を下げるのはどうなのという話ですが、0.6%ごとき別によくねーかという発想から来ています。(試行回数を稼ぎやすいADCは別)
同様にMove Spd(以下MS)を35減らしたところでなんやねん、という話もあるのでこちらも下げて良いステータスとしています。
が、ドードーは21でも減らすと通常の歩行のみではダッシュゲージが溜まらないという奇天烈な仕様により、汎用サポートメダルを組む上での利便性と衝突し採用できませんでしたふざけんな。
ドードリオを除くのであれば、イノムーの枠はワンリキー Atk/MSなどにしてもよいでしょう。
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・白6茶4(ビルド例1枚)
ポッポ HP/Def
ピジョン HP/Sp.D = カイリュー
サイホーン HP/MS
イノムー 先述
Sp.Aを除いた減少効果メダルは以上の4枚になります。
・主題 - 大まかなメダル採用理由
これはかなり個人差の出るメダルビルドかと思われます。
まず、私がファイターまたは準タンクに求めるものは経戦能力であり、いわば耐久です。
これを語る上でギルガルドは非常に分かりやすく、自分への保険はいうまでもなく場持ちの良さが味方へのイニシエートないしエンゲージの助力になると考えています。
これを、このような意図的なヘルス盛りによって実現させられるだろうというのが狙いです。メダルの追加に伴っていよいよお助けバリア級のヘルスが獲得できていますね。
この単純なステータス増加はレーン戦をする上でも如実に影響が出ると考えています。
例えばバランス型ポケモンはLv.3~7において、HP 3000~4500となります。
気合いのハチマキによる回復分は現在ロス分HPの14%、厳密な計算ではありませんが分かりやすくするために最大HPに乗算するとおよそ420~630になります。
つまり上図のサポートメダルを組むことで気合いのハチマキを内蔵しているようなものとなり、更に気合いのハチマキによる回復効果ともシナジーを生み更なる回復量を生み出します。
レーン戦におけるファイターの死はレーンの負けを意味するため、非常に効果的ではないかと考えています。
・なぜ茶6でないのか
茶6でもいいです。バランス型ポケモンはAtkの値を参照として自身にシールドを獲得したり技効果で回復することが多く、ルカリオやアマージョなどを筆頭としてサステイン効果を非常に高めるため茶6でもいいとは思います。
勿論瞬間的火力だったりラストヒット能力を高めたり、このあたりはポケモンに寄っても異なるほかプレイヤーの意趣次第でもあり、最終的にはお好みでビルドするといいでしょう。
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・緑6(ビルド例2枚)
ワタッコ MS/Atk
バタフリー Def/Atk
ナッシー Sp.A/MS
タマタマ Sp.A/Def
フシギソウ Sp.A/Def
Atkを除いた減少効果またはSp.A以外の上昇効果のメダルは以上の5枚になります。
・前提
このイカレSp.Aガン盛りメダルには少し原理的な話を加えます。
このゲームにおける基礎ステータス計算はメダルの色ボーナスを除き、基本的に
>> (元ステータス値 + 加算効果) * 乗算効果
によって求められます。
即ち、弱点保険によるAtk上昇効果や物知りメガネによるSp.A上昇効果は乗算であるために、ダンベルなどのスコアアイテムや持ち物・メダルの実数値による補整をより一層強めます。うまみ成分かな?
そのためにここまでSp.Aを獲得できるのであれば物知りメガネによる恩恵は非常に大きいものとなります。
(勿論ダンベル+弱保もそう)
・主題 - 大まかなメダル採用理由
そのため、多くのサポート型ないし特殊型アタッカー、ゲンガーはこのメダルが最適ないし便利だと思います。
拘りメガネや物知りメガネなどによって最序盤からSp.Aの値を100近く盛ることができています。
サポート型であれば技による回復効果がSp.A依存であり有用、メレー型Sp.Aアタッカーやゲンガーは火力ないしサステイン効果の上昇、レンジ型メイジは言うまでもありません。
一部ポケモン(グレイシアやダイビングウッウなど)は黒7の方が有効的とも考えられますが、汎用性や利便性においてはこのようなメダル構成は間違いはないでしょう。
流石にヤドランはヘルス盛った方がいいので適当な白とか組んであげてください。ヌメルゴン・カメックスにも流用できるかも。
・現実問題 - そんなメダル組めねぇだろ
ごめんて。
ちなみにサポート型ないしレンジ型メイジであればヘルスを盛る必要が薄いので白を外し耐久を度外視してSp.Aを盛ったりということもできます。
立ち位置が基本的に後衛気味のサポート型だったり、気合いのハチマキすら持たせないレンジ型メイジでは立ち回りが丁寧であれば被弾することはまずないため、こんなビルドでもいいと思っています。
耐久、いる?いりません。
舞バナ・ヌメルゴン・ゲンガーあたりは白があってもいいとは思います。(要は茶n白nと同じような目的を持ったメダルビルド)
・余談 - 黒7
まず、ホールフーパや未来予知サーナイトをイメージしてみましょう。
これらのポケモンと技はタイミングを見極めて技を使うため、黒7によって多少クールダウンが早くなったとしてもその恩恵を打ち消してしまいます。
従って、実は黒7は強いように見えて効果的に扱えるポケモンというのが限られてしまいます。ともあれば、ポケモン次第ではただのゴミを持つのと同義になりうるのが黒メダルの欠点です。
ダイビングウッウ、バリアーバリヤード、卵ハピナスあたりのポケモンは、スタック性の技を持ちます。
スタック性の技は常にクールダウンがはたらくため、技を獲得してから試合終了までの間常にCDR減少効果がはたらくため、黒7によるCDR減少効果は非常に還元率が高いと言えます。
他にはガチャ押しするポケモンにも効き目があると言えます。
理論上、恩恵を大きくするにはスキルをリキャストしている回数が多ければ(=スキルをすぐに打ち直していれば)当然クールダウンがはたらき、恩恵を生みます。
倒錯的な恩恵の感じ方にはなりますが、一方で即時技を打ち直すというこのケースに関しても黒メダルによる恩恵が大きいとも言えます。
(舞バナやワイガガルドなどもガチャ押しするので一定の効果が望める)
故にこういったポケモンたちには、CDR短縮目的の黒7ビルドは有効的だと考えます。
・ガチ余談 - MS目的の黒ビルドなど
ここで一考したい(?)のがMS目的の黒ビルドです。
ゲンガーメダルをはじめとした一部黒メダルには強力そうなMS効果がついています。
MSはさっき減らそうが増えようがみたいな話をしたんですが、黒メダルとMS両方の恩恵を獲得したい、というケースにおいて採用する、というのもあるみたいです。
ただもうここまで来ると汎用のへったくれもない上机上論ニチャニチャオタクになりつつあるため、割愛したいと思います。
(この話MS計算式にまで触れる必要があってキモいんですよね長くなりすぎて)
面倒な話もう黄7とかで良いと思います。サポタンはこれでいいです、特に装置持ち。
過程を吹き飛ばして個人的なMS目的メダルビルドの結論だけを書くと、自力で20~50%程度のMS上昇効果を獲得できるのであればアリ、MS上昇効果を持たないorMS上昇効果が大きすぎるポケモンの場合はナシと考えています。
(理由も一応。このゲームでは高すぎるMSのステータスには一定量の減衰効果が働きます。そのため、100や150盛ったところで影響を出せるポケモンが限られる、という見積もりになります。)
後は詳しくは計算式を眺めましょう。
・参考サイト
・参考1 - り~ぶる氏
っていう話を、より詳細に論じているのは「り~ぶる」さんです。
私は以下の氏の記事から数値・データ・計算に基づくビルド論を学び、こういう感じで適当に自分用に反映させてます。
・参考2 - YT
こういうのとか。
メダル情報がちょっと古くはなるので参考にするのであれば最新版の情報を追いましょう。
こういった情報は有志によるwikiwikiやTwitterでも見つかったりもします。
・参考3 - unite db
やっぱこれだね。計算機バトラー御用達!w
・結論
そこまでメダルビルドに本気出したところでお前の勝率が1%でもあがんのかって言われるとまぁそんな訳ねえだろカスとは思いますが。
ただ、ある程度の環境下における耐久力の向上や火力のアップなどは見込める話ではあるので、ミクロが成熟し切ってから強さを求めるのであればこのあたりはキチンと抑えておくと立ち回りの種類が増えていいんじゃないかなと思います。
LoLでもそういう感じなんですかね、栄光とかなんか色々あったはず。
以上Twitterが得意そうな哲学者()によるメダルビルド論でした。
黒7・桃7・黄7・赤nはいずれ暇があったら更新しようと思います。
(何がどう強いのかを実戦を用いて明確に説明できないので書くか悩んでいる / 実用性に乏しい)
ちなみに青紫は調べればわかりますがあまりに組みづらいのでほぼ産廃だと思っています。
何で青+Defや紫+Sp.Dがこんな少ないんだ終わってるて。DefやSp.Dが欲しくて着眼してるのに特化させられないとかマジ?混色メダルも性能トンチンカンのパッパラパー多すぎ。
後何よりも耐久3種のステータスが失えないというだけでかなりビルドの幅が狭まります。もうこの時点できつい。
一応ですが一切の価値がない訳ではなく、青茶あたりのビルドであればハッサムくらいに限定して有用だったはずです。
でもそれくらいなまでに、効力は薄いです。(一応きあハチ+30と比較すると盛りやすさは感じますが…)
グレーはいずれ有用になると思います。ネイビーは芸人。